2021年度ACP日本支部Contribution Award受賞者の言葉

2022年8月16日

2021年度ACP日本支部Contribution Awardを受賞して

聖マリアンナ医科大学救急医学准教授 / 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院救命救急センター副センター長の北野夕佳先生から、2021年度ACP日本支部Contribution Award受賞の報告を頂きましたのでご報告いたします。

本賞はACP日本支部の会員でありACPの活動で貢献されている方に授与される賞です。

聖マリアンナ医科大学 救急医学 准教授

聖マリアンナ医科大学 横浜市西部病院 救命救急センター 副センター長

北野 夕佳

Yuka Kitano, M.D., Ph.D., FACP

 

この度はACP日本支部からACP Japan Chapter Contribution Award(ACPJCCA)を受賞し、心から光栄です。

私は、米国内科レジデントを開始した2006年からACP会員となり、帰国後の2009年から現在に至るまでACP日本支部の一員として活動させていただいております。

委員としては、下記の委員を通して日本支部の活動に貢献させていただきました。

2013年~YPC(現ECPC)委員

2017年~PRC委員

2018年~PRC副委員長、SPC委員

2021年~PRC委員長

2022年~SPC委員長

この期間にACP日本支部年次総会および各委員会スピンオフ企画として、企画責任者として(ベッドサイド5分間ティーチングWSなど)あるいは講師の一人として(最新論文20選、POCUS、総合内科と集中治療の統合WSなど)行ったレクチャー・ワークショップなどは数えてみると延べ15回になります。

ACP日本支部の活発な国際交流の一部として、2021年2月には、ASIAN ACP CON2021(ACPアジア支部総会)において、ACP日本支部からの招聘講演としてAltered Mental Status(英語)を、2021年12月にはACP INDIA2021(ACPインド支部総会)において、ACP日本支部からの招聘講演としてUrgent care in Primary Care(英語)を講演させていただきました。このような機会を与えていただいたことにも心から感謝いたしております。

また、2017年からはIn the Clinic翻訳プロジェクトをPRC委員の活動の一部として、自主的に立ち上げACP本部との契約交渉も行い、プロジェクトリーダーに任命していただきました。このプロジェクトはかなりの会員増にもつながり、ACP本部からも認められこの活動を含めたACP日本支部の活動に対してEvergreen Awardを受賞しております。立ち上げに後押しをしてくださった多くの理事の先生方、当時の支部長の上野文明先生および、手上げをしてくれた多くの翻訳チームのACP会員の皆様、専門監修(無償)を快く引き受けてくださった先生方のお力添えがなくては実現しませんでした。このプロジェクトは、現在次期リーダーとしての官澤洋平PRC委員長に引き継がれて軌道に乗っていることも心から嬉しく思います。

ACP日本支部は、日本全国のジェネラリスト及びジェネラルマインドを持った専門科が集まってくる、知識アップデート及びキャリアとしてのよりどころ・拠点のような組織だと思っております。そのような組織の一員であることを誇らしく思いつつ、今後とも微力ならがら貢献させていただきたく思っております。

注:YPC: Young Physicians Committee, ECPC: Early Career Physicians Committee, PRC: Public Relations Committee, SPC: Scientific Program Committee