黒川賞(症例報告部門)受賞者の言葉

2023年9月21日

ACP日本支部年次総会・講演会2023 黒川賞(症例報告部門)を受賞して
沖縄県立宮古病院 砂川 惇司

この度はACP日本支部年次総会2023において名誉ある黒川賞を受賞することができ、大変光栄に思います。

「膀胱自然破裂に随伴した偽性腎不全、低ナトリウム血症」の症例を発表いたしました。非外傷性の膀胱破裂の頻度は少なく、その中でも重度の低ナトリウム血症に至った症例報告は限られています。なぜ低ナトリウム血症に至ったのか、病態生理から考察を深めました。今回の発表では、もし次に似たような症例に出会った場合に、どのように研修医に教えるかと想像することで学習ポイントが明確になったと感じました。

私は英語でのプレゼンテーションは初めてでしたが、金城紀与史先生から繰り返しご指導いただき無事に発表することができました。感謝申し上げます。また本症例の入院治療に一緒に携わった同僚の先生方にも感謝いたします。

私は現在沖縄の離島(宮古島)で勤務しており、今後は離島ならではの症例も報告したいと思っています。また指導医としても成長できるよう精進していきたいと思います。最後に今回発表する場を提供いただきましたACP日本支部の皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました。