Date of Birth:
Place of Birth:
Citizenship: Japan
Home address and telephone:
Professional address and telephone:
E-mail address:
EDUCATION/POST GRADUATE TRAINING
(Degrees and dates must be included.)
College/University:
Medical School:
Residency:
Fellowship:
Other:
1980―1985 M.D., 大学名、 所在地 1987―1991 Ph.D. in 修了プログラム名、 大学名、 所在地
ここで問題となるのは、Ph.D.の取り扱いです。日本では「医学博士号」が最も価値が高いと考えられている風潮がまだ根強く残っていますが、アメリカではM.D.があればPh.D.は必要ないとされています。また、Ph.D.は大学院でのプログラム修了により授与されるもので、論文博士というものは存在しません。更に、Ph.D.は基礎医学の業績に対して授与されるものですから、日本のように臨床系大学院というのは欧米ではあり得ないのです。イギリスでは、臨床系大学院ではFRCP等のフェローシップ取得を目的とします。この制度上の違いが大きな誤解を生むことになります。
最も無難なのは、論文博士の場合、専修医の期間を「Ph.D.プログラム弊習」として記載することです。実質的に間違いではありませんし、必ずしもPh.D.プログラムを4年で修了しなければならないということはないのです。修了プログラム名は、あくまで基礎医学の分野名を記載します。臨床系分野名を書いたために、出願先に不審の目で見られて留学交渉に混乱をきたしたなどということはよくありますので、記載には注意が必要です。日本でも今や臨床研究で学位を取得させるところが少なくなってきましたが、その場合でも学位のテーマがどの基礎医学の分野に近いかによって、Ph.D. in PhysiologyやPh.D. in Biochemistryなどの書き方をしたらいいでしょう。
前述のように、医学博士号即ちPh.D.は基礎医学系大学院修了者のみに与えられるのが海外では普通であり、論文博士という形は我が国以外になく、論文博士(乙種医学博士号)をどう記載したらいいかという問題もよく話題になりますが、これに関しては、10年程前に文部省から正式な答申がなされています。大学院(甲種医学博士号)も論文博士も同様に、英文表記ではPh.D.を使用してもよろしい、というものでした。ものの本によっては、論文博士はSc.D.という表記をすべきである、とか日本では日本語の書き方通りにMSD(Medical Science Doctor)と表記すべきであるという書き方をしたものがありますが、いずれも誤りです。同じ博士号でもSc.D.やMSDという書き方をしたものは、あくまでそれらの名称の学位を授与すると明確に定められたプログラムの修了者だけが授与されうるもので、便宜的な表記をする我が国の場合は、文部省の答申通りPh.D.に統一した方が国際的な信用という意味ではよいでしょう。
PathologyやPublic Health,Epidemiologyには注意が必要です。Pathologyは日本では基礎医学系に入りますが、アメリカではresidencyもfellowshipもある臨床医学ですので、PathologyのPh.D.はありません。その代わり、Clinical PathologyやClinical Biochemistryなどの臨床検査関連Ph.D.プログラムがあります。
Public HealthやEpidemiologyは医学部ではなく、公衆衛生学部School of Public Healthで履修する分野です。日本人でもアメリカで公衆衛生学修士MPH(Master of Public Health)の学位を取得する人は多いですが、日本の基礎医学領域としての公衆衛生学・衛生学とは内容もレベルもかなり違いますので、統計研究で学位を取得したからと言って単純にこれらを記載するのはあまり好ましいことではありません。
基礎医学のどれにも該当せず、記載の仕様がない場合には、「Ph.D. in Medical Science」と書きますが、これでは全く自己アピールにはなりませんので、出来れば臨床系でも分野を限定して「Ph.D. in Pulmonary Physiology」などの工夫をしてください。
Post Graduate Training 欧米では、M.D.が卒後に Ph.D.プログラムを取るということは、臨床歴の上でむしろマイナスだと考えられています。日本ではポジション獲得の際に卒業大学が問われますが、アメリカでは学部は問題視されず、学歴上最も重視されるのが卒業後のresidency(研修医課程)とfellowship(専修医課程)になりますので、国際学会に対応する際には価値観の転換が必要です。
日本人の最も誤解の多い記載は、フェローシップを一人前になった時期と勘違いして、1985-presentなどと記載することです。これでは、1985年から今までトレーニングが続いているという意味になってしまいます。卒後教育課程におけるフェローシップは「専修医課程」の意味で、学会のフェローシップの意味は「上級会員」です。お間違いの無いようにお願いします。臨床系大学院の場合、大学院でも実際には臨床に携わることも多いですが、これを完全にPh.D.プログラムとしてしまうと、臨床歴に穴が開いているとされてしまいます。アメリカでは、Ph.D.取得希望者はM.D./Ph.D.プログラムとして学部時代に弊習してしまうからです。
Residency:
1985―1987 Resident in Internal Medicine, 病院名、所在地
(Indicate state and license number only; date is not necessary.)
Full Medical License (Japan) #取得番号
BOARD CERTIFICATION
(List month, year, and board certificate number, if known.)
Dec 1988 Fellow of the Japanese Society of Internal Medicine (#認定番号)
May 1994 Board Certified Member of the Japanese Society of Pulmonary Medicine (#認定番号)
Boardという言葉もfellowという言葉とともに我が国では馴染みが薄く、誤解されやすい用語です。ここでは「認定医」「専門医」資格を示します。一方、企業などの法人組織では、理事会や取締役会など、賞罰の審査委員会などの「委員会」「幹部会」を示す言葉としても使用されます。
この欄には認定医・専門医資格を記載します。アメリカには認定医・専門医資格の区別はなく、Board認定機関も学会ではない独立機関ですので、実際には同格に比較することは出来ませんが、便宜的に上記のように認定医あるいは専門医資格を、認定機関に関わらず取得年度 ・月、認定番号とともに列記します。 “Japanese Board of ~”という書き方ではなく、各学会専門医の正式英語名称を記載してください。
PRESENT POSITION OR ACADEMIC RANK
Examples: Professor of Medicine Any town Medical School Consultant, Department of Internal Medicine Division of Gastroenterology Any town Medical School
一般的には、教授Professor、助教授Associate Professor、講師Assistant Professor、助手Instructor、部長DirectorまたはVice President、副部長Co-director、科長Division Chief、医長Physician-in-Chief(又はCardiologist-in-Chiefなど専門科目名)、医員(House)Staff Physician、指導医AttendantまたはAttending Physician、主任研究者Senior InvestigatorまたはSenior Research Scientistとなります。講師をLecturerと訳す人もいますが、アメリカの医学部にはLecturerという職位はありません。イギリスでは、筆頭助手を現わすポジションとして用いられています。法学部など、他の学部ではFellowを講師と訳す場合もあるようですが、これは医学部では専修医などのtraineeを表す言葉ですので、適当ではありません。
大学医学部で助教授、講師、助手をどう訳すかという問題がよく議論されますが、所属施設の状況を最も反映する形で訳せばよいのです。その科のトップが有給助手で、以下(外来・病棟)医長と医局員しかいないという状況が日本ではありえますが、責任者の職位をInstructorと訳すのは適当ではないでしょう。その場合は、せめてAssistant Professorとしていいのではないでしょうか。実際旧帝大系の講師の先生方では、Associate Professorと名乗っている場合も多いようです。このような問題が起きてくる背景には、欧米あるいは日本を除くアジア諸国でのAssociate ProfessorやAssistant Professorというのは、年齢や業績などのadvancementを示すもので、AssociateでもAssistantでもProfessorと呼ばれます。これに対し、我が国のシステムでは、限られたポジションを椅子獲りゲームのように取り合うようになっていますから、根本的に両者を対比することは出来ないのです。
開業医の場合には、一国一城の主ですから、社会的には大病院の院長もビル診療所の主も、(特にアメリカでは)同様に高く評価されます。院長President、副院長Executive Vice President、理事長Chairman、理事Executive Board Member、経営代表権がある方にはこれにCEO(Chief Executive Officer)というのがつきます。個人経営のクリニックの院長は、M.D., P.C.という肩書きを名刺にも使いますが、P.C.はPersonal Companyの略で、ビジネスを重んじるアメリカでは必ずしも大学の研究者が最上のポジションとは考えられていません。
更に、大学の非常勤講師、看護学校、理学療法士・作業療法士等のコ・メディカル養成学校の非常勤講師などのポジションも以下に常勤・非常勤に区別なくここに記載して構いません。欧米では開業医または一般病院勤務医で医学部の教授というケースも決して珍しくありません。また、欧米ではコ・メディカル養成学校は大学院修士課程であることが多く、これらの講師も医学部の講師に次いで高い社会的評価を得ています。我が国では、3年目以上の医師がコ・メディカル養成学校の講師を兼任することも多く、フェロー資格申請上、非常に有利に評価されるポイントになりえます。コ・メディカル養成学校の名称は、一般的にはCollege of Nursing、Academy of Nursingのように記載されますが、学校毎に正式に定められた英文名称を記載します。
1996―present President & CEO, Yonekura Medical Center, Yokohama, Japan 1996―present Assistant Professor in Cardiology, Nihon College of Nursing, Tokyo, Japan
(Academic research, clinical: list chronologically, beginning with earliest appointment.) MILITARY SERVICES (Complete if applicable; include branch of service, rank, place, and dates.)
TEACHING ACTIVITIES-HOSPITAL OR OFFICE-BASED
(In your role as teacher, list dates and names of courses taught, chairships held, time spent as leader of rounds, seminars presented, student advisor roles filled, etc.)
Medical School: Graduate School: Continuing Education: Other Institutions (prior to current position): Office-based:
(Include Teacher of the Year, honors from undergraduate school, Phi Beta Kappa membership, AWA, etc.)
1985 Graduated with Distinction (Summa Cum Laude), 大学名
大学を優秀な成績で卒業したこともここに記載します。Graduated with Distinctionは「トップクラスで卒業した」ですが、上位10%以内はCum Laude、5%以内はSumma Cum Laudeと記載します。アメリカの大学の卒業証書にはそのように記載されることもあります。
PROFESSIONAL AND SOCIETY MEMBERSHIPS
(List dates, offices held, and committee responsibilities.)
Fellowship: 1990 The Japanese Society of Internal Medicine 1997 American College of Physicians-American Society of Internal Medicine
Membership: 1985 The Japanese Society of Internal Medicine
このように、専門医資格をfellowshipに記載することもありますが、これに関してはそれで構いません。日本の認定医・専門医制度そのものが基本的に学会認定であり、専門医の位置づけとしてはfellowshipに相当するとして間違いではないからです。
学会の評議員の位置づけに関しては、Board MemberあるいはCouncilorとして、この項目内にこれらとは別枠に記載するのがいいでしょう。
EDITORIAL ACTIVITIES
(Complete if applicable.) (List membership on editorial boards, position as scientific reviewer for medical journal, etc.)
LECTURES/PRESENTATIONS GIVEN AT LOCAL, CHAPTER, NATIONAL, INTERNATIONAL MEETINGS
(List dates, meeting names, places, and topics.)
COMMUNITY ACTIVITIES
(Include both medically and non-medically related activities. Please list all activities chronologically for the past 3 years. These activities relate to service in other medical societies or volunteering in free clinics for the indigent, as well as to service in the lay community, such as coaching little league teams or participating on local school boards, etc.)
1996―1998 Volunteer Doctor, Yokohama City Emergency Center, Yokohama, Japan 1997―1999
Chairman, Neighborhood Association of Yamanote-cho, Tsuzuki-ku, Yokohama, Japan
ここで最も書きやすい形としては、医師会診療所などに出動したケースですが、二つ目の例のような“町内会長”などもユニークな“業績”です。過去3年間のものを記載します。
COLLEGE ACTIVITIES
(List all ACP and ASIM activities. Indicate national and local meetings attended, Medical Knowledge Self-Assessment Programs (MKSAP) taken for score, chapter or component society committee assignments, and ACP review courses or postgraduate courses and ASIM meetings attended.)
BIBLIOGRAPHY (Complete if applicable.)
Publications-Journals (List in order shown below.)
Published articles-List in chronological order with oldest first
“In Press” for those articles accepted but not printed
“Submitted” for those submitted but not yet accepted or rejected
“In Preparation” for those written but not submitted
Abstracts, Editorials, Book Chapters (Following the title, identify in parentheses what each one is: abstract, editorial, or book chapter. Put all abstracts in a separate grouping.)
1. Oki M, Yonekura S. G-CSF, GM-CSF and Interleukins. Alternatives to Allogeneic Blood Transfusion. NATA, 2000; 1: 286-291. [in Japanese]※
2. Yonekura S, Oki M ……..
3. Yonekura S, Oki M …….